DJ Skitzo名義でも知られるシカゴのベテランLester FitzpatrickがBek Audioからリミックス盤をリリース。原曲はUrban Kickz Recordingsからリリースされていたシカゴ系ハードテクノ(?)だが、今作ではレーベルオーナーのGary Beckによる超ファットなリミック…
クロアチアはザグレブ出身のクリエーター、Petar Dundovが前作「Sailing Off The Grid」(名盤!)から3年振り、5作目となるアルバムをリリース。決して派手ではないものの、独特な煌びやかさを感じさせるシンセワークはより磨きがかかり、深淵なサウンドス…
スウェーデンのトッププロデューサー、Eric Prydzの意外にもキャリア初となるフルアルバム(Pryda名義では1枚出しているけど)。2枚組19曲収録の大作だが、ヴォーカルトラックを適度に配するなど、起伏のある構成でリスニングでも楽しめる。上記の通り、Pryd…
イギリスBBCでラジオ番組も持つ若手人気DJ、MonkiがFabricliveに登場。キュートなルックスに似つかわしくない骨太なベースミュージックを軸に、テクノ、アシッド、UKガラージを縦横無尽にミックス。 しかも、1曲目はFPI Project「Rich In Paradise」で、ラス…
Joris Voornの3年振りとなるMix-CD作品が、ロンドンの名門Fabricより。Fuseにはじまり、Balanceで大成させたといっても過言ではないAbleton Liveを駆使した複数楽曲の分割再構成の技巧はさらに磨きがかかり、最大7曲の同時使用を含む全65曲を1枚のCDに収めて…
活動拠点をアメリカに移し、EDMシーンの盛り上がりも受けて、いまやトップクリエーターに登りつめたEric Prydzの新譜。 持ち味の壮大な展開はそのままに、ボーカルにTom Cane(オックスフォードのPsychidというバンドのメンバーみたい)を迎えて、より一層、…
イタロディスコを代表するアーティストのひとり、Kotoのベスト盤。これまでにもベスト盤は何種かリリースされているが、今作は2枚組のボリュームでリミックスも複数収録しており、決定盤といえるだろう(なんと「Jabdah」だけでも5つのバージョンを収録!)…
活動の拠点をNYからベルリンに移したアンダーグラウンド・シーンのベテラン、Levon Vincent、待望のフルアルバム。 享楽的なダンスミュージックの対極にあるような荒涼さと重圧に溢れたソリッドなトラックを4枚組に収録した大作だ。レコードラベルは古い日本…
都内でハウスイベントを主宰するYou ForgotとYuji Namikiによるプロジェクトの第一弾。骨太なキックに優雅で美しいピアノの旋律とスペーシーなコードが重なり、ジャンルレスな輝きを放つ表題曲のA1が秀逸。 実際に、デトロイトやシカゴをはじめ、ビートダウ…
2013に発表したフルアルバムも素晴らしかったJohn Beltranが、Delsinより自身が監修したコンピレーションをリリース。壮大なサウンドスケープの広がりに微かな暖かさを感じさせるような、そう、彼自身の作風にも通じる、珠玉のアンビエント作品を多数収録し…
前作「From A Deep Place」より7年、Joris Voornの待望の3rd アルバムが登場。これまでの作風よりもビートはかなり控えめでアンビエント色を強めているが、エモーショナルな展開は健在。 Kid AやMatthew Dearをフィーチャーした歌モノや先行シングルの「Ring…
Matthew Herbertによる、Herbert名義では8年ぶりとなる新作リリース。 しかも、今はなきPhonoレーベルからリリースされていたPartシリーズの18年ぶりの続編だ。Herbertらしい実験的なトラックも収録されているが、何といってもA1「One Two Three」の甘美なメ…
釧路在住のプロデューサー、Ko-Taが主宰レーベルStratosphere Recordsから2001年にリリースした作品が、リマスター再発。 自然と体が動き出すツボをおさえたパーカッシブなミニマル・トラック。 やっぱり、この辺りのミニマルトラックはいいなぁ。またリリー…
DrumcodeやLiebe*Detailからのリリースでも知られるUKのプロデューサー、Tom Demacが実験的なハウス作品を多く世に送り出しているAus Musicより新作をドロップ。 ファットなボトムによる重厚なグルーヴに、耳に残るファンクネス溢れるサンプルネタが絡む表題…
WIRE13でのライブも素晴らしかったGiorgio Moroderの往年の名作を、イタリアのI-RobotsことGianluca Pandulloがリエディット。 オリジナルに忠実ながらキックを太めにビルドアップしたりシンセをクリアに際立たせるなど、使い勝手のよいトラックに再構築して…
シカゴの気鋭、Chicago SkywayことSean Hernandezが、地元シカゴのMachining Dreamsより会心の1枚をリリース。 生々しいアナログシンセやドラムマシンの音色が初期のシカゴハウスやデトロイトテクノを髣髴させる6曲を収録。 リズムトラックのバラエティも豊…
Gene HuntやVirgo Fourなどのレジェンドがカタログに名を連ねるイタリアのレーベルよりエディンバラの気鋭Brad Petersonが新作をリリース。 メロウなシンセコードとオールドスクールなドラムマシンの音色が初期デトロイト・テクノを髣髴させる佳作。 特にB1…
1980年代後半から活動を続ける重鎮Luke Slaterによる最も"テクノ"らしいプロジェクト、Planetary Assault Systemsの最新作。 ガムランのような金属的なウワものがループする覚醒的なミニマル・サウンドの表題曲「No Exit」が強力。カナ音の微妙な変化が凄ま…
近年はRejectedからのリリースが続いていたJoris Voornが5年ぶりにGreenから新作をドロップ。淡々と打ち鳴らされる心地良いキックにセンチメンタルなシンセラインが覆っていくバレアリック・サウンド。 一聴すると単調なトラックだが、旋律の微妙な変化やキ…
2011年の再結成以降、積極的にライブ活動を行うNew Orderの2012年にワイト島で開催されたフェスティバルBestivalでのライブ音源がCD化。「Blue Monday」、「Regret」、「Temptation」といった往年の名曲は勿論、前身バンドJoy Divisionの楽曲も3曲収録したベ…
毎年恒例のSomaのコンピレーションだが、今年はGary BeckによるDJ-Mix作品として登場。WIRE12でもメインフロアを沸かせたが、重量感あるソリッドなテクノを軸としながらも大箱映えする高揚感ある構成力は本作でも堪能できる。DeepChordのダビーな世界観で幕…
90年代にR&SやPeacefrogといった名門レーベルよりクラシックとなる作品をリリースした後、2000年代には自身のルーツであるラテンに傾倒するも、近年再びアンビエント、テクノに回帰してきたベテラン、John Beltranが7年振りとなるフルアルバムをオランダのDe…
90年代中盤よりNico Awtsventin等の名義で活動するスコットランド出身のベテランVince Watsonが、Radio SlaveことMatt Edwards主宰のREKIDSのサブレーベルPyramids Of Marsより、全編ビートレスのアンビエント、エレクトロニカのアルバムをリリース。ダンサ…
グラスゴーのベテランFunk D'Voidの最新Mix-CDが、James HoldenやJoris Voorn、Agoriaなど錚々たる面子がカタログに名を連ねるオーストラリアの有名シリーズ「Balance」より登場。 これまでSven VäthのCocoon、古巣のSomaからMix-CDをリリースしているが、本…
Vince Watsonの楽曲をFunk D'voidがリミックスした、今年最も手堅く、期待を裏切らない鉄板の1枚。デトロイト・フォロワーであれば聴かなくても雰囲気は容易に想像できようが、美麗なシンセが空間を支配する壮大な展開を一聴しただけで胸が熱くなる完成度は…
CadenzaやDiynamic Musicからのリリースで勢いに乗るスペインのプロデューサー、Unerの新作。力強いビートと開放的で多幸感溢れる民族的なシンセフレーズが強い印象を残す「Sol」が秀逸。マスタリングが素晴らしい重量盤であることに加え、初回限定番にはジ…
昨年リリースされたTresor20周年記念のMix-CDの選曲とMixを手掛けたMike Huckabyの新作が発売。上記CDにも収録された表題曲「The Tresor Track」は、クールなアナログ・シンセと激しいパンニングが印象的な王道テクノ・トラック。 B1は中期Tresorにも通ずる…
設立20周年を迎えたスコットランドの老舗レーベルSomaから、看板アーティストSlamの往年のクラシックが新たなリミックスで復活。リミキサーはBasic Channel以降のダブ・テクノの第一人者であり、最近はSomaからのリリースもあるDeepchord / Echospace。 荘厳…
スウェーデンのトップ・クリエーターEric PrydzによるPryda名義での8年間の活動を総括した3枚組アルバム。ディスク1が先行シングルを含むオリジナル・アルバム、ディスク2と3がバックカタログを本人がエディット、ミックスしたベスト盤。どこから聴いてもPry…
1997年にリリースされたThe HostileことMad Mikeの佳作「Ambush」が、DJ Skurgeのエディットで復活。"Hi-Tech Funk"の代表作とも言えるA1「Ambush」は、個人的にも好きなトラックだっただけに今回の再発は嬉しい限り。 また、A2とB2はオリジナル盤には未収録…