7th Movement - Odyssey (Mint Condition)

Odyssey


HerbertやBlake Baxter、Robert Owens等の名作をリイシューしているUKの再発専門レーベル、Mint Conditionより7th Movementによる珠玉の名作が満を持しての登場。

オリジナルは1995年に、Junior Boy's Own傘下のJus' Trax(←レコード盤を喰う黒人のジャケットでお馴染みの)からリリースされたディープハウスの傑作。
数年前より、Ricardo VillalobosがDJセットに組み込んだりと再評価が著しかったが、今回、新たなEditも加えてめでたく再発。時代を感じさせない図太くファンキーなミニマル・ディスコトラックは必聴!

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Marvis Dee - Alpha (Organic Analogue Records)

Alpha


Jeremiah R.名義での活動でも知られるロッテルダムのMarvis Deeの新作。

シカゴハウスやエレクトロを想起させるオールドスクールリズムマシンとシンセの響きが堪らない。
リミキサーは同じくオランダのOrgue Electroniqueを迎えており、初期デトロイトを思わせるシンセワークが印象的。
アートワークも秀逸だ。

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Nebraska - Metaphor To The Floor EP (Heist)

Metaphor To The Floor EP


古くはFeroxでも活動し、Down LowtやRush Hourからのリリースでも知られるAli GibbsによるプロジェクトNebraskaが良質なディープハウス作品のリリースが続くHeistより新作をドロップ。

Laurence Guyによるビードダウンなリミックスも心地良いが、超絶エモーショナル・ディスコ・ハウスのA1「Affirmation」が最高!

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Matthew Hayes - Indigo (Analogue Attic)

Indigo


メルボルンを拠点に心地良いアンビエントやディープハウス作品を発信するレーベルAnalogue Atticより、地元のジャズミュージシャンMatthew Hayesがフルアルバムをリリース。

揺らめくシンセと控え目なギターが自然の温もりを感じさせる極上のチルアウト/バレアリックトラック6曲を収録。昨今、盛り上がりをみせるアンビエントシーンにおいても抜きんでたレベルの好作品だ。

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Claudio Coccoluto presents The Heartists - Belo Horizonti (20th Anniversary Edition) (The Dub)

Belo Horizonti (20th Anniversary Edi


当初はBasement Jaxxが主宰するレーベルAtlantic Jaxxから、その後はメジャーリリースもされて爆発的なヒットとなったラテンハウスの傑作「Belo Horizonti」が20年の時を越えて復活。
作成時のエピソードが記載されたライナーノーツ付き、型押しゴールドスリーヴでリミテッドナンバリングが施された2017年のレコードストアデイのための限定商品(レコードストアデイも10周年だそう)。

The HeartistsのメンバーでもあるClaudio Coccolutoによる祝祭感たっぷりのリミックスも使い易そうだが、リマスターされたオリジナルの素晴らしさに改めて気がつかされる。

それにしても20年か、早いなぁ。「Samba De Janeiro」なんて企画モノもあったっけ。

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Rhythim Is Rhythim ‎– Icon / Kao-Tic Harmony (Vince Watson Reconstructions) (Transmat)

Icon / Kao-Tic Harmony (Vince Watson


Derrick Mayの後期の傑作「Icon」と「Kao-Tic Harmony」を、Derrick May自身の依頼により、デトロイトの先駆者達の音楽性を最も色濃く継承するVince Watsonが再構築した必聴盤。

両面ともに原曲へのリスペクトと愛情が溢れる仕上がりだが、あくまでオリジナルに忠実でありながらピアノリフや繊細なストリングスでアレンジした「Icon」は涙モノ。

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Point Blank aka Secret Cinema ‎– Meng's Theme (Green)

Meng’s Theme


GrooveyardやSecret Cinema名義でも知られるオランダの大ベテラン、Jeroen VerheijによるPoint Blank名義でのヒット作「Meng's Theme」がリマスターされて、Joris VoornのGreenより復刻リリース。
当時、R&Sにもライセンスされたトランシーで鮮やかなSEは、今聴いても近未来的な情景を思い浮かばせる。レーベルオーナー、Joris Voornによるリミックスも収録しており、こちらは期待を裏切らない抒情的なテックハウスに仕上げている。

Joris Voornが撮った写真(おそらく香港)を使用したジャケットも素晴らしい。

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